ロバート・キャパ 戦争と子供たち そして、9.11

そごう美術館(そごう横浜店)http://www.sogo-gogo.com/museum/にて。
キャパの写真は横浜美術館のコレクション展などでだいぶ見ているので目を見張るようなことはなかったけど、冒頭で「特選」だったか「名作」だったか白けるキャプションのつけられた一連の有名な作品(ノルマンディー上陸や崩れ落ちる兵士など)はあらためてよく撮れているなと思わされた。いつの日か同じ作品を見た時の記憶が蘇ってくる。
ロバート・キャパ賞作家で一部を構成したのはなかなかいいと思ったけどインパクト薄し。マティスやバーグマン、ヘミングウェイピカソなど友人が被写体の部、日本の子供を写した部は点数こそ少ないもののなかなか面白かった。生涯最後の写真、地雷を踏む直前の1枚をフィルムのパーフォレーションごとプリントするのは他の展覧会でも常套手段なのだろうか。分かりやすいけど興ざめであまり好きではない。
9.11の写真は本当に申し訳程度しかなくて明らかな客寄せです、これを期待して行く人は注意です。