バッタ・イン・水戸

H-WORKS2004-09-19

またやってきてしまいました、水戸芸術館。3度目のバッタ展示の手伝い(?)否、冷やかしに来ております。
でもちゃっかりホテルはキャンセルして、レジデンスにお邪魔。明日の撤収作業まで付き合ってきます。
渡辺さんの「出張お茶サービス」があったり、COWBOOKSの出店があったり、水戸短編映画祭も開催中ということで芸術館広場は大賑わい。
バッタ目当ての子供も多くて、人手、いやバッタ手が足りていません。(子供たちはバッタの足の上に乗って遊ぶのです)
「The Insect World」 http://www.konchuu.com

 CET04オープニング@Re-Know

福岡ユタカさんのライブにつられてはしご。Re-Knowはビル全体を改装した大がかりなプロジェクトであった。ショールームの機能を保つためか、思い切った展示がなくてつまらないと思っていたら、なんと既にテナント予定は埋まってるとのこと。CETここまできましたか。
ライブスペースは地下の元駐車場で、こじんまりと落ちつける感じが中規模のイベントにGOOD。

 島伝いに移動しながら/タン・カイシン@gallery surge

オープニングで+クリストフ・シャルル、カールストーンによるパフォーマンスもあり。カイさんいつもMAX使ってるみたいなんだけど見ていてよく分からないんだよな。。。VJライクに利用してるだけなのかもしれない。

 東京コンペ@丸ビルほか

後輩が入選とのことで様子見をしてきましたが、丸ビル内の展示は主にトイレへ向かう回廊とちょっとした通路、空きスペースを使った中途半端なもの。特にいくらきれいだとはいえ、トイレへ行き来する人たちの合間をぬって鑑賞するのはけっこう酷です。
映像作品は2台のモニタ(ループ+オンデマンド)で、平面は回廊の壁面で、立体は占有スペースのテラスのようなところと変な切り分けができていたのもつまらなさを助長していた一要因か。点数がそれなりにあったので作品が狭苦しそうにしておりました。
それにしても素人っぽい展示が目立ったのは、手際の悪い事務局のせいなのか、同じコンペでもプロポーサル展などをふまえて入賞を決めるフィリップモリス等との差なのか、単に作家のレヴェルが低いだけなのか。
サテライト会場の富士ビルには1階の大きなフロアが割り当てられていて、大きな作品を中心にゆとりのある展示。環境の差が出すぎです。

 hinterland/高橋宗正@art & river bank

多摩川に架かる、陸橋を眺めることのできる川辺に在るart & river bank。ここでは時間がゆっくりと流れています。
高橋宗正さんの風景写真は隅々まで気持ちよくピントが合っているのですが、写り込んでいる人(もしくは人々)だけはなぜだがぼやけています。単にシャッターを開放して撮ったのとも違う感じ。対象そのものに目を背けた結果としての記録なのか。不思議な印象です。
カウンターになんだか見覚えある人がいるなと思ったら、なんとこの間展示をしてもらった東野哲史さんでした。