ロスト・イン・トランスレーション@新宿武蔵野館

 すっかり遅くなってしまいましたが、やっぱり気になる1本。シネマライズはあまり好きではないのであえて新宿まで。
 『ヴァージン・スーサイズ』もそうでしたが、ソフィア・コッポラの素直な語り口と鋭い感性は悪くないです。凡庸な評価!?しかしなんでしょう、バランスがいいんですよね。
 正に彼女自身の視点により描かれる、外国人から見た日本の奇妙さや魅力、また異文化交流の間で生まれるもの失われるものが時にはコミカルに、時にはシリアスに捉えられていて(それは正に「ロスト・イン・トランスレーション」のシーンに象徴的だったわけですが)、安心して見ることができました。
 ただこれは自分が日本人であり、東京で生活しているからこそ見出せた面白さなのかもしれないと思い、果たして映画作品としてどこまで評価していいものなのか頭を悩ますところ。
 うーん、やっぱり凡庸な感想になってしまった。。。