motion dive.tokyo

motion dive.tokyo

VJソフトと言えば、motion dive。昨年発売された最新版.tokyoの体験版を手に入れました。30分の起動時間制限はありますが、14日間使用できます。
ソフトの発売イベントで触ったことはあったのでゆっくりさわっての感想に大差はないのですが、やはり決め手になる購買理由は見つかりません。使いやすいカラーコレクション(色調補正)がついた以外はエフェクターがほとんどなくなってしまったので、特に初心者の人にとっては興味のわかないソフトになってしまったでしょう。
個人的に評価できるのは、プラグイン方式での機能拡張が可能・デュアルディスプレイ使用時の解像度対応・使いやすいBPMシンク機能・素材のライブラリ管理機能。ただあてにならないプラグインのダウンロード供給特典がついても3.5万円はVJソフトとして相場から高すぎるし、高解像度で映像出力するにはハイスペックのマシンが必要だし、BPMシンクやライブラリ管理はバージョン3の時から既に優秀でした。
つまりバージョン3で間に合ってます。そして、たまに欲しくなる高解像度での映像送出にはRC−FUSEのMediaProjectorが使えます。ソフトなんて結局使い分けなきゃいけないもんだと考えているだけに、エフェクト関係の機能を取るのか、画質改善を図るのか、どっちつかずな感じが残念。その点でFUSEはセットで2万円(ダウンロード版1.3万円)を出してきて、そりゃあ多少インターフェースや操作性に難点があってもこっちをとります。サウンド入力に対してエフェクトを生成する独自機能も健在だし。
でもやっぱりmotion diveは直感的に操作しやすい=VJなら誰でも操作できるし、素材を管理しやすいし、ビデオ音声の再生にも対応してるので進行・演出の細かいイベントでは手放せません、あくまでバージョン3でも実現されている特徴の話しですが。アナログのカラーコレクターも買ったばかりですし、当面様子見ですね。
ちなみに普段はラウンジ系のVJが多いので、エフェクトや再生関係のパラメーター指定が細かく出来て、起動中にも自由に素材が読み込めて、レイヤーが3つ、Flashファイルを利用したテキスト入力機能にも対応したResolume(http://www.resolume.com/)というソフトを使っています。素早い操作には不向きの特殊なインターフェースなので、フロア系のVJや他にもプレイヤーがいる時は使えませんが(ーー;)