FUTURE CINEMA

まずはオペラシティ。朝一番でICC(http://www.ntticc.or.jp/)に乗り込む。“来るべき時代の映像表現に向けて”とあるがどうしても偏りがある。例えばエイヤ=リーサ・アッティラの2面スクリーンによる表現に、ドキュメンタリーと映画の技術的な相互補完という視点を与えるのは分かり易いけれどもいささか強引。作品単体としては良かったけれども普通に堅い文脈を持ち込むICCの展示としては違和感が残る。映像を自動的あるいは半自動的に編集・モンタージュする各種プログラムや、ダンサーとダンサーの動作より生成したCGダンサー、CGダンサーの見る景色をマルチプロジェクションした作品などは面白かった。ショップにて見逃した《Sounding Spaces》の図録と徳井さん執筆の論文が収録されている「InterCommunication No.47」を購入。