菅木志雄トーク&パフォーマンス

横浜美術館コレクショントーク。常設展(コレクション展)でおおがかりなインスタレーションを見せている菅木志雄。イベント明け、かつ、バイトで記録を担当しつつだったのでなかなかおぼろげですが。
30点前後の作品スライド投影+解説の後、展示室の作品の前でパフォーマンス。正に「もの派」といえる菅木志雄の作品は、もの(素材)同士をつなぐ(組み合わせる)という行為がかなり重要視されているらしいことが、トークとパフォーマンスを通してよく分かった。どの作品を解説してもほとんど似た解説になってしまうというもたれ感はどうしてもあったけれど、パフォーマンスはなかなかよかった。針金、筒、石などをもて遊ぶかのような所作の連続。石を転がしたり、針金を天に向かって伸ばしたり。か細い身体でもくもくと、しかし肩に力の入ることなく行為を繰り返す挙動が印象的だった。ちなみに彼はパフォーマンスではなく「アクティベイション」という言葉を用いている。