多摩美術大学/情報デザイン/情報芸術 卒展

赤レンガ倉庫にて。http://www.idd.tamabi.ac.jp/gw2003/
昨年も同会場で拝見させてもらいましたが、「情報デザイン」よりちゃんと「情報芸術」っぽい作品が増えている印象。完成度が高いものが多くさすがと感じる一方で、卓越した感動を誘う作品に出会えなかったのもまた事実。そんな中で比較的好印象の作品は以下。
・《フッタウェイ》木村匡孝/馬力のありそうなエンジンでほんの少しづつしか動かない歩行機械、操作も難しそう。
・《Many Many Things And Me》辻七々子/自分の部屋にちらかるものをPCのデスクトップになぞらえてゴミ箱にドラッグ&ドロップするとユニークな削除確認メッセージを表示するソフトウエア。削除するものや削除のタイミングによりさらなるアクションがあるとより面白かった。
・《タイトル不明》作者不明/直径10mほどの半円ドームの内側にスピーカーを50個ほど仕込んだ音響システム。ライブも体験させてもらったが、2つの大きなボール型インターフェイスを操作すると音が回る、回る。音質こそ悪かったがすごいものを見てしまったかもしれない。
クロージングの時間ということでDJ+ギター+ベース+シンセ(!?未確認)+VJのライブなどもありましたがこちらは今いち。ハードハウス〜トランスでアート系のユニットってなんで多いのだろうか。しかもけっこうウケるんだこれが。VJのネタの質量には感服と思っていたら学生ではなかった模様。そう言えば学バスに釣られて買った昨年のカタログどこいったかな・・・まだ見てないし。