テトラポッド・レポート/ゆうかりカフェ

ビクーニャ』で水戸短編映像祭http://www5a.biglobe.ne.jp/~eigasai/のグランプリを獲得した冨永昌敬監督最新作品。展覧会開催期間中に特設オープン(15〜17時半)している「ゆうかりカフェ」での特別上映。
15分ほどの短編だがなかなかよくできている。ある映画館で映画の上映が終わると死んでいる客がいたというミステリーを核に、映画監督やその娘の言動が複雑にからんでいく。舞台挨拶をするはずだった監督が録音テープで語る「この映画、面白いですか」という言葉がスクリーンを越えて自分に語りかけてきたような気がしてどきりとさせられた。
ところで会場となった「ゆうかりカフェ」は非常に面白い試みだ。美術館にオープンなスペースを置くことは特に地域住民への機能還元という点で重要だが、展示室内にこれを置くことは美術作品との自然な対話を促す。(ちなみにセルフサービスで飲物無料)
高校生ウィークで高校生年代は入場無料というのもあり多くの人で賑わっていました。今回展示担当の逢坂さんもお客様対応はここで。自分にとってはバッタの展示でお世話になったボランティアやスタッフの皆さんと再会の場になりました。ちなみに今年も『カフェ・イン・水戸』でバッタが出動だそうです。